豚肉(ポーク)のタコス「Taco al pastor」

知り合い宅のお誕生日パーティに呼ばれたので行ってきました。

新築の家はゴーーージャスで、床は家中が全部石、シンクも掘った石。ひょ~。

ランチ時だったので、食事にタコスがふるまわれました。

ラベンダーが咲き誇る庭で、ケータリングの人がお二人、テントの下でタコスの肉を焼いてくれていました。鶏肉と豚肉と牛肉。タコスは柔らかいソフトタコの皮でした。

お肉を焼いてるケータリングのお二人はメキシコ人でした。となったら、ちょっとでも勇気を出して会話の練習をして帰ろう、と思い、頑張って話しかけました。この、勇気が無いのがね、壁なんですよね。

会話がもたもたしてたら人に迷惑だと思ったので、人がいないあたりに行って、「スペイン語の練習をさせてください」って行きました。じゃないと、普通に英語を話してる方でしたので…。

が、しかし!「鶏肉と豚肉と牛肉どれにしますか?」って聞かれて、止まってしまいました。それはもう、会話以前の問題で、私はそういう小さな決断にものすごく時間がかかる優柔不断な性格なのでした!(涙)

えと、えと、(汗)、えと… チキンは今週もう食べたし… 牛を食べたい心境でもない… となると… 残るは豚か…  とか考えてたら、向こうが「パストール?」と聞いてきました。

え…?

パストールって何ですの?

となって…

ケータリングのお兄さんが、「パストールはポーク(豚肉)だよ」と言ってくれて、とりあえずそこでは豚肉をいただいてきました。

テーブルに戻り、携帯で調べても、そんなの出てこない。出ないよ…

パストールって何?

勇気を出して、また人がいないあたりに、そのお兄さんに「あの、豚肉調べてもパストールとか出ないんだけど…」と言ったら、お兄さんが横のもう一人のおじさんに「どう説明したらいいんだろうね?」と聞いてくれて、あわわ、そうなったら、「大丈夫、ありがとう。自分で調べるから気にしないで」となってしまいました、自分…。

まあ、とりあえず、パストールとやらを食するとしますか、と、ひとまず食べることにしまして、食べたら、美味い!美味いではないか、パストール!

人と雑談をしてたらもうすっかり忘れちゃってたんですが、食事が終わったあたりに、そのケータリングの方が私に「パストール、わかった?」と聞きに来てくれました。

そうだった…  忘れてた。

まだわかりませんでした。と答えると、

その方が、「タコ アル パストールって入れてみて(検索に)」と言ったので、「taco al.. 」まで入れたら、直ぐにパッと出ました。「taco al pastor」

おお~、これなんですね~! すっきりしました~。

Taco al Pastor

左のがTaco al pastorです。

タコスはカジュアルなメキシコ料理ですが、パーティで出ることも多いです。カトリック教の洗礼の際のパーティとかでも出ていました。結婚式でも出たりします。

Taco al pastorとは、豚肉をオレンジやパイナップルでマリネードして調理したもののようです。味付きポークですね。人によって、いろいろ微妙に味が違うようですが、マリネードしてタコスに入れる、というあたりが共通しているようです。

「al pasto」は、シェパード・スタイル(の肉)という意味だそうです。シェパードスタイルの肉というのは、ローストした肉を細かく刻んでサンドイッチやパイに入れる時に使われます。よく、中東系の人が縦に吊るした肉をそぎ取ってサンドイッチを作ったりしますが、これも同じく、レバノンからの移民の人達がメキシコに持ち込んだ豚肉の調理法のようです。参考にしたウェブサイトはこちらです。もし良かったら読んでみて下さいね!

ソフトタコスの皮は二枚重ねて。いつも、レストランなどで二枚重ねて出されたりするんですが、二枚で厚さが丁度いい感じです。一枚にしたら破けちゃうこともあります。その辺はお好みで。私は欲張りなので、破けなさそうだったら2つに分けて巻きなおします。でも、考えてみたら食べてる量は同じですね!笑

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