外来に高齢の男性の患者さんが来ました。大柄な方で、杖(ケイン)を使用されていました。
足の専門医のところに来た患者さんで、終わった後、靴と靴下を履くのを手伝ってあげたら、それだけで大変喜ばれました。
ちなみに、メディカルアシスタントはそのようなお手伝いは一切しないので、結局、医師自らが患者さんのお手伝いをすることになります。何故にメディカルアシスタントが一切そのようなお手伝いをしないのか(人として)、少し不思議ではありますが…。
この医師は一日に50人以上診るんです。そのほとんどが高齢者です。自分で靴や靴下を履くのにも時間がかかる…。医師自らが、いちいち帰り際のお手伝いをしてたら日が暮れるではありませんか!
というわけで前置きが長かったです!
上記の患者さんが、椅子から立ち上がって帰ろうとした時、患者さんの杖が壁に立てかけてあるのが見えたので、「はい、どうぞ」という感じで渡したら、笑って「ノタ カイガス!」と言いました。「イ」にアクセント、というか強く。
ノタ カイガス?
当然わからなかったので、私の腕ノートにペンで書いたら、「いやいや、そんなの書かなくていいから!」的に大笑いされました。
ノタ、ってノート(note)のnota?
もっと調べたら、Bill(請求書)という意味もあるようだ。
カイガス、って「caigas」? 調べたら、fall とか、drop とか。。。
う~ん、状況的に、何だろう。
「いやいや、(そんなサービスされちゃ)請求書貰っちゃうな~」みたいな感じなんですかね? 飲み屋のおじさんみたいな感じ。笑
どうなんでしょうね?!
その後私に、頭ポンポンして帰られました。苦笑
看護学校で、先生に「自分の手や腕にメモするのはやめてね」と何度も言われてたのを、書く度に思い出すんですが…状況的にしょうがない時も多々ありまして…。