■こんなシンプルなのに通じないとは!
■結論
私は看護師なので、患者さんに「痛みはありますか?」と聞くことは多いです。
痛みは「el dolor」で、有るかどうかは「tiene ~?」。
合体させて直訳すると、「¿Tiene dolor?」ですよね?
■こんなシンプルでも通じないとは!
が、しかし、以前、患者さんに「ティエネ ドロール?」と聞いたところ「は?」という顔をされ、患者さんは部屋に一緒にいたスペイン語を話すアシスタントの顔を見ました。
アシスタントは、私のスペイン語を、通じるスペイン語に通訳してくれて(苦笑)、患者さんは「ああ、痛みね」と理解しました。
私としては… 内心、「こんなシンプルな文なのに通じない…」とちょっとがっかりしました…。el が足りなかったとか? 発音がわかりにくかったとか…。まあ、いずれにせよ、通じなかったんです。
「¿Tiene dolor」は、確かに合っていると思うし、そう聞くと、答えてくれる人もいて、それでいいんですが、他の言い方の方が、何だか断然多いです。
それは、英語で言うところの、「It hurts.」という言い方です。
会話の流れとして、大体、いきなり「痛みはありますか?」という風にはならなくて、外来だったら、〇〇で来た、という症状が既に分かっている場合が多いので、聞く場合は、実際に「ここは痛い?」とかそんな感じになります。
創傷の場合だったら、創傷を見ながら「痛むの?」と聞く感じになります。なので、それがたとえ英語だったとしても「Do you have pain?」よりも「Does it hurt?」の方がしっくり来ます。
「Does it hurt?」
¿Le duele? (カジュアルなYou)
¿Te duele?(フォーマルなYou - 患者さんは患者様なのでこっち)
「Yes, it hurts (me).」
Si, me duele, mucho duele.
そして、痛みは、主観なので、主観的に痛みのレベルを聞くのもお約束です。患者さんは聞かれ慣れてる人が多いので、割とさらっと「6」とか答えてくれます。
「What is your pain level?」
¿Cuánto dolor se siente? と聞くと、ほぼ答えは「ポキート(少し)」とか「ムーチョ(いっぱい)」とかになります。
看護師は、アセスメント目的できちんと数字が欲しい場合が多いです。
¿Qué número es su dolor? とか聞くと、答えてはくれますが、時々、「Zero means no pain, and ten means the greatest pain.」とちょっと説明しないといけない時もあります。
Cero es no dolor, y diez el mucho mucho dolor. とか言うと、大体「あ~、そういうこと~、じゃあ、5」とか答えてくれます。
「well.. like .. 6」みたいな時は「como … 6」って感じで。
■結論
「dolor」よりも「duele」が多い。気がします。