アメリカで、英語が第二外国語、というのを「English as a Second Language」と言います。略して「ESL」。
誰かが私に英語に関する質問してきたら、「私に聞く?私、ESLなんだけど~」みたいに返します。いや、返さず普通に質問に答えても良いでしょうけど、答えられなかった場合など。
これがスペイン語だと、さしずめ「Spanish as a Second Language」と言ったところでしょうか!そういう言い方はあまり耳にしませんが…。
アメリカには、英語とスペイン語の両方をネイティブ的に話せる人がごまんといます。仕事の募集でも、「Bilingual Preferred」と書かれている時も多いです。
この際のバイリンガルとは、暗黙の了解でスペイン語です。
今日、いつも行くLong-Term Careの患者さんの所に行ったら、「夜に〇〇〇〇で痛い」とスペイン語で言われました。
今日は天気がいいね、とか、そんな内容だったら、適当でいいんだけど、ケアに関する事は、通訳入れてでもきちんと理解しないといけません。「ちょっと待ってね、今、スペイン語話せるナースを呼んでくるから」と言って、部屋を出たら、丁度、いつもとてもナイスなミッシェルというナースが通りかかりました。
呼んで来る、と言っても、ナースは高い確率でバイリンガルです。そこにナースがいたらほぼバイリンガル。
でも、フットワークの軽さには個人差がある…。
Anyhow、ミッシェルと一緒に部屋に行って話を聞くと、「夜、ドレッシングが濡れてても替えて貰えない時があって、そうすると、ドレッシングが剥がれて肌にこすれて痛い」ということでした。
こすれて痛いのか… というわけでした。ちなみに、このドレッシング材は、きちんと貼れば、ほぼ剥がれることは無い…。
部屋を出た際、ミッシェルに「こすれる」ってなんて言ってたの?と聞くと、「ダリア」と言いました。「え?何それ。どういうスペル?」と聞くと「スペル? え~、書かないとわからない」と言われました。
?
書かないとわからない?って?どういうこと?
ここで初めて、ああ、この人達、スペイン語をペラペラ喋ってるけど、この人達にとってもスペイン語は第二外国語なんだ!と思いました。
うちの娘が、日本語をペラペラ普通に喋ってるけど、書くのには時間がかかるのと同じ感じです。
ある意味、気持ち的に励みになります。
ちなみにですが、仕事の募集で、「Bilingual Preferred」と書かれていたら、行政系じゃない限り、読み書きはあまり重要視されないです。カウンティのオフィスとか、職種によっては、ちゃんと読み書きができて初めてバイリンガル、という所もあります。
さて、上記の「ダリア」ですが、残念ながら、調べてもわからないです。
rubは、frictionに似た、fricctionarとかだったらあるんだけど…。
職場は学校じゃないので、いちいち聞けませんし。しょうがないです。機会があったら患者さんに次回聞いてみます。